当選チャンスだが参加はどうする!?Casa(カーサ)(7196)IPOのBB参加スタンスと初値予想!

10月31日に上場予定のCasa(カーサ)の仮条件が決定しましたので、初値予想と抽選参加スタンスを含めてお伝えします!


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Casa(カーサ)のIPO仮条件

市場東証2部
業種その他金融業
事業詳細家賃債務保証
ブックビルディング期間10/16(月)~ 10/20(金)
購入申込期間10/24(火)~ 10/27(金)
上場日10/31 (火)
想定価格2,270円
仮条件2,060円~2,270円
IPO用途システム開発など
オファリング・レシオ約69%
吸収金額84.4億円
時価総額123億円
当選枚数公募2,200枚
売出30,150枚
OA(オーバーアロットメント)4,852枚
合計37,202枚

証券会社別の抽選枚数(予想含む)

証券会社抽選枚数
主幹事SMBC日興証券1,456枚
幹事大和証券2,184枚
SBI証券364枚
マネックス証券323枚
野村證券116枚
いちよし証券48枚
岡三証券16枚
エース証券137枚
SMBCフレンド証券17枚
委託幹事岡三オンライン証券-枚

岡三オンライン証券が委託幹事として申込み可能となりました!

Casa(カーサ)の初値予想

仮条件と価格設定

Casa(カーサ)のIPO仮条件ですが、2,060円~2,270円と想定価格が上限の通常の仮条件設定となりました。
今の地合いの良さでも、さすがに強気設定とはなりませんでした。

価格設定は同業他社と比べてやや安い水準と言え、IPO特有の割高銘柄ではありません。

業種と業績

Casa(カーサ)は、家賃債務保証サービスを主軸とした事業を展開しております。
IPOとしての人気は高いとは言えませんが、家賃保証会社としての需要は今後も期待できます。

過去の同業種のIPO結果は「あんしん保証(+292.5%)」、「ジェイリース(+34.5%)」とどちらも好結果で終えています。
ただ規模的にはかなり異なりますので、あくまで参考程度となるでしょう。

業績は利益こそ安定していませんが、売上高は右肩上がりとなっています。

上場市場と規模・日程面は?

規模ですが仮条件上限で決まった場合、約84億円の吸収金額となります。
海外市場にも販売されることから上記の金額より少なくなりますが、それでも東証二部としては重ための案件となります。

上場日である10/31 (火)は、月末の単独上場、次のIPOまで期間があることから日程面での優位性はあります。

需給面は?

公募株式は売出株が90%以上を占めていることから、売出案件とみられて印象は良くありません。

上位株主に存在するベンチャーキャピタル2社はロックアップこそかかっていますが、保有株を大量放出しているのでやはりイグジット案件と言えるでしょう。

初値予想と評価

初値予想
2,060円~2,400円

大手予想会社の初値予想 2,270円~2,500円(仮条件発表前)

Casa(カーサ)の初値予想と評価ですが、家賃保証サービスということでIPOとして人気もあまりなく、さらに東証二部上場ということで注目度は低くなります。

規模もかなり重く、需給面で不利な点が多いことから初値高騰は厳しいでしょう。
VC保有も大量にあり、ロックアップ解除となる1.5倍以上からの上値はかなり重たくなります。

初値予想は、公募割れも想定した初値形成となると予想します。
規模が大きいことやVCの換金案件ということで、現時点では買われる要素が少ないと言えるでしょう。

上場スケジュールに恵まれている点が数少ないプラス材料になりますが、初値上昇を妨げる要因の方が多く存在しますので、当日は厳しい展開になりそうです。

個人的にはこういう当選しやすい銘柄に勝負してコツコツ利益を稼いでいきたいところですが、今回はデメリットの方が多い案件ですので、参加は慎重に決めたいと思います。

補足ですが、今年の東証二部上場のIPO結果は良好となっています。
特に規模的に似ている「グリーンズ」は、公募比+8.6%と健闘しました。
地合いや業種も異なるのであまり参考にはならないですが、本IPOの結果次第では東証二部案件の見方が今後変化していくかもしれませんね。

Casa(カーサ)のBB参加スタンス

証券会社参加スタンス
主幹事SMBC日興証券不参加
幹事マネックス証券不参加
SBI証券参加
大和証券参加
野村證券参加
岡三証券不参加
いちよし証券不参加
エース証券ネット申込不可
SMBCフレンド証券ネット申込不可
委託幹事岡三オンライン証券参加

本IPOの主幹事はSMBC日興証券ですが、幹事である大和証券の方が当選枚数が多くなっています。
このことから当選キャンセルペナルティのあるSMBC日興証券をパスして、チャンレンジポイント狙いのSBI証券を含めた一部の証券会社から申し込むつもりでいます。

ただ予想でもお伝えした通り、公募割れになる可能性も高い案件ですので、申し込む方はリスク承知で参加されるようお願いいたします。

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