IPOとは?メリット・デメリットをご紹介!

IPO(新規公開株)とは未上場の株を投資家などに買ってもらい、上場後、取引ができるようにすることです。

つまり、新しく株式市場に上場する銘柄のことをIPOと言います。
本ページではIPOのメリット・デメリットについてお伝えしています。

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IPOの魅力・メリット

IPOの公募価格(上場前に購入できる株価)は、実際に評価されるべき株価(上場後の株価)よりも安く設定されていることが多いです。

その為、IPOは上場後に最初に付ける株価(初値)が、公募価格を上回ることが多いです。

これを利用して投資を行うことを初値売りといい、IPOでは鉄板の投資手法となっています。

高いリターンの割に損失が少ない

2016年のIPO結果は、91銘柄中69銘柄が公募価格を上回っており、実に75.8%の確率で利益を得ることができました。

上場日銘柄公募初値損益
07/01セラク1,5003,900+240,000円
06/29ソラスト1,3001,222-7,800円
06/29コメダホールディングス1,8677,770-9,300円
06/28ベガコーポレーション2,0007,770+40,000円
06/27キャリア3,4403,870+192,000円
06/23バーチャレクス・コンサルティング1,2357,770+14,500円
06/22ジェイリース3,1004,170+107,000円
06/21AWSホールディングス2,4908,350+586,000円
06/21ストライク3,4407,770+433,000円
06/17やまみ1,6901,751+6,100円
06/16農業総合研究所1,0501,870+82,000円
06/15アトラエ5,40012,720+732,000円
06/15ホープ1,4003,220+182,000円
06/02タカラレーベン・インフラ投資法人100,000109,900+9,900円
04/21ジャパンミート1,0101,040+3,000円
04/20スターアジア不動産投資法人100,00099,100-900円
04/19グローバルウェイ2,96014,000+1,104,000円
04/15エディア1,6303,165+153,500円
04/08丸八ホールディングス680757+7,700円
04/05ハイアス・アンド・カンパニー9502,750+180,000円
03/31PRTIMES1,3402,130+79,000円
03/31エボラブルアジア1,8002,670+87,000円
03/24ウイルプラスホールディングス1,8801,729-15,100円
03/24ベネフィットジャパン1,9803,310133,000円
03/22チエル8102,151+134,100円
03/18ヒロセ通商830830±0円
03/18アグレ都市デザイン1,7303,505+177,500円
03/18グローバルグループ2,0003,200+120,000円
03/18フェニックスバイオ2,4002,350-5,000円
03/18イワキ(銘柄名:イワキポンプ)2,0002,050+5,000円
03/18アイドママーケティングコミュニケーション1,4401,230-21,000円
03/17アカツキ1,9301,775-15,500円
03/16昭栄薬品1,3502,001+65,100円
03/15富士ソフトサービスビューロ8901,010+12,000円
03/15ユー・エム・シー・エレクトロニクス3,0002,480-52,000円
03/15富山第一銀行470500+3,000円
03/14LITALICO1,0001,880+88,000円
03/11フィット1,8901,741-14,900円
03/09ブラス4,3704,650+28,000円
03/04ヨシムラ・フード・ホールディングス8801,320+44,000円
03/03中本パックス1,4701,480+1,000円
03/02バリューゴルフ1,2803,215+193,500円
02/24はてな8003,025+222,500円
02/17ラサールロジポート投資法人100,000105,000+5,000円

さらに4月に行われたグローバルウェイのIPOでは、初値が高騰し、+1,104,000円も利益を出す結果となりました。

このようにIPOでは、銘柄によっては大きな利益を得ることができます。

じゃあ公募価格を下回った(公募割れ)場合も、同じぐらい損失があるんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、損失が大きくても公募価格に対する下落率が10%前後に収まっています。

前述したグローバルウェイの初値結果は、+373.0%の騰落率を記録していますので、高リターン低リスクの投資手法ということがお分かり頂けると思います。

また下落率が大きくなる公募割れIPOは上場前の評判が良くないことが多いですので、そういった銘柄に応募しないことで、リスクを回避することができます。

当選することで購入権利が得られる

IPO株は抽選で配分が行われ、当選した人が購入する権利を得ます。
当選するには主幹事証券への申込み、複数の証券会社から参加するといったことを行うことで当選確率を高めることが可能です。

ただそれでも当選確率は決して高いとはいえませんが、当選すれば大きな利益を得ることが多いですので、宝くじ感覚もある低リスクのIPO投資をおすすめします。

IPOの欠点・デメリット

損失が出る可能性がある

IPOは比較的ローリスクで行える投資商品ですが、投資という名が付くだけあってもちろん損失が出る場合もございます。

前述した「公募価格」という、上場前に購入できる株価を下回って初値が付く場合(公募割れ)があります。
この場合に初値売り(初値形成時に売却)すれば、下回った分損することになってしまいます。

公募割れを防ぐためには、IPO自体の評価・人気をあらかじめ知っておく必要があります。
人気・評価の低いIPOは買いが集まらず、公募割れにつながりやすくなっているからです。

評価・人気が低いIPOに申し込むことを回避すれば、公募割れで損失を出すこともないでしょう。

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