BB参加は悩みどころ！？三菱地所物流リート投資法人(3481)IPOのBB参加スタンスと初値予想！

9月14日に上場予定の三菱地所物流リート投資法人の仮条件が決定しましたので、初値予想と抽選参加スタンスを含めてお伝えします！

三菱地所物流リート投資法人のIPO仮条件

証券会社別の抽選枚数（予想含む）

三菱地所物流リート投資法人の初値予想

仮条件と価格設定

三菱地所物流リート投資法人のIPO仮条件ですが、250,000円～260,000円と仮条件引き上げの結果となりました。
最近のリートIPOは不調ですが、機関紙投資家などの評価は意外と高かったのかもしれません。

投資対象

三菱地所物流リート投資法人は名前のとおり、REIT（リート）のIPOとなりますので、通常のIPOとは少し見方を変えなければなりません。

物流施設を投資対象としている物流リートになります。
通販事業の拡大とともに、今後も物流施設の開発が予想されていますので、投資対象としてはバッチリでしょう。

スポンサーは？

本IPOは、三菱地所グループ会社がスポンサーということで、大きな安心感がありますね。
後述する利回りも大事ですが、初値に関してはスポンサー力が大きく影響してきますので、大手スポンサーが付いていることは評価できます。

上場規模は？

吸収金額が515億円となっているので規模が大きいように見えますが、リートIPOとして標準サイズになります。

今年上場した「森トラスト・ホテルリート投資法人」（452億円）を少し上回る規模にはなりますね。
ご存知のとおり、森トラスト・ホテルリート投資法人の初値はわずかに公募価格を上回る結果となりました。

利回りは？

NOII利回りは4.9％となっています。今の情勢下の利回りとしては悪くない数字だと思います。
ちなみに昨年上場した「三井不動産ロジスティクスパーク投資法人」のNOII利回りは5.0％でほぼ同じです。

初値予想と評価

三菱地所物流リート投資法人の初値予想と評価ですが、仮条件が引き上げられたことで参加スタンスを悩んでしまう結果となりました。

通常のIPOとは違い、リートIPOは公募価格付近での落ち着いた初値形成となりますので、初値売りではローリスク＆ローリターンと言えます。

ですので微妙なリートIPOの場合あえて参加する必要はないのですが、今回ばかりはブランド力とリートとしての評価もまずまずなので、悩むところですね。
仮条件が引き上げられたことで、一定の評価はあったのだと思います。
今年上場した「森トラスト・ホテルリート投資法人」も若干のプラスで初値が付き、その後は上昇しております。

ただ評価の高いIPOが同時上場ということもあり、多少影響受けるとも思いますので慎重にBBスタンスを決めたいところですね。
初値予想は過去のリートIPOの結果を踏まえて、若干のプラスリターンもしくは同値付近と予想します。

完全な長期保有であれば魅力的にまずまずありますが、それでも上場後に安く買える可能性もあると思います。

後述もしますが、本IPOの主幹事はキャンセルペナルティありの証券会社ですので、主幹事からの申込みは特に慎重になった方が良いでしょう。

三菱地所物流リート投資法人のBB参加スタンス

先ほども申しましたが、主幹事を務めるSMBC日興証券は当選キャンセルをすると、1か月ほどIPOに申し込めなくなりますので、慎重に参加の検討したいですね。

また主幹事以外は大和証券からしか申し込めません。

公募価格が仮条件下限で決定する可能性もありますので、主幹事からは無理して参加する必要もないかな…と思いますが、一応「検討中」としました。
ただ恐らく、私は大和証券のみの参加となりそうです。

【追記】
最終的な参加スタンスですが、地政学リスクが高まってきたことから、主幹事は見送って大和証券からのみ申込としました。