地合い次第で公募割れ回避?マクロミル(3978)上場決定!詳細と初値予想!

前々から噂になっていた「マクロミル」がついに上場承認されましたのでIPO詳細情報をまとめました。
マクロミルはアンケートサイトとして有名ですね。
2014年に一旦上場廃止となりました。IPOとしては人気の出ない再上場案件だけに初値がどうなるか注目です。

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マクロミルのIPO詳細データ

上場市場東証
BB申込期間3/6(月)
~3/10(金)
購入申込期間3/14(火)
~3/17(金)
上場予定日3/22(水)
想定価格2,050円
仮条件
公開価格
吸収金額560.1億円
時価総額791.8億円
当選枚数公募4,878枚
売出175,407枚
合計180,285枚

マクロミルは私も何度か利用したことがあり、アンケートに答えることで報酬がもらえる仕組みとなっています。
国内の会員数は約120万人に上り、アンケートサイトでは最大手となりますね。

上場市場は時価総額の規模から東証1部で間違いなさそうです。

吸収金額は想定価格ベースで約560億円となり、東証1部でもやや大型のIPOとなりますね。
正直この時点で初値高騰の期待が薄くなります。
過去の東証1部に上場した同吸収金額帯の結果は下記のとおりです。

  • KHネオケム(吸収金額419億)…-5.4%
  • コメダホールディングス(吸収金額601億)…-4.7%
  • ベルシステム24ホールディングス(吸収金額581億)…-5.0%
  • gumi(吸収金額450億)…±0%
  • テクノプロ・ホールディングス(吸収金額531億)…-5.0%
  • 西武ホールディングス(吸収金額445億)…±0%

あと売出比率が非常に多く米ファンドによる売却IPOと言えるでしょう。
売出比率が低いほど初値高騰の可能性が高いですので、この点でもマイナス要素となります。

マクロミルの業績データ

連結決算2016年6月2015年6月
売上高(百万円)32,50528,761
当期利益(百万円)2,833-4,321
純資産額(百万円)15,06412,871

業績は前期の連結では黒字転換となりましたが、単体では赤字になっており今後の業績に期待ができるか不透明感があります。

マクロミルのIPO取り扱い会社

主幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券-枚
大和証券-枚
みずほ証券-枚
メリルリンチ日本証券-枚
幹事SMBC日興証券-枚
SBI証券-枚

委託幹事…カブドットコム証券

マクロミルのIPOでは共同主幹事にて行われます。
恐らく主幹事には割当枚数がかなり多くなりそうですので、申し込めば当選は容易かもしれませんね。

ただ申込みする・しないに関わらず、SBI証券のチャレンジポイント狙いの申込みは必ずしておきましょう。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の同グループ会社であるカブドットコム証券の委託幹事入りも決定しています。
当選を狙うなら穴場証券ですのでチャンスです。

上位株主とロックアップ詳細

株主名所有比率ロックアップ解除
Bain Capital Sting Hong Kong Limited82.53%180日間
VOC Investment Partners B.V.8.82%180日間
Scott Ernst2.91%180日間
Poldie Ventures B.V.B.A.1.19%180日間

大株主には見て分かるように米ファンドが並んでおります。
ロックアップは180日間で掛かっています。

マクロミルのIPO評価

マクロミルの初値予想
仮条件決定後に掲載予定

マクロミルの上場の噂は以前からありましたので注目度は高いですが、その他の要素がIPOとしてネガティプな点が多いです。
吸収金額が大きいこと、ベンチャーキャピタル売り出しイベントであること、さらなる成長性が期待しづらいことから
初値は「公募価格付近かマイナスリターンになる可能性がある」でしょう。

地合いが良ければ何とか微益になる感じでしょうか(^_^;)
ただ何も考えずに申込を行わない方が良いですね。
3月は他にも多くのIPOが上場する見込みですし、今後判明する予想会社の結果などから判断したいところです。
場合によってはスルーするのも賢明だと思います。

当選の可能性が高いですし、できれば私も積極的に申込みを行いたいのですが、現段階では公募割れの可能性が高いので慎重に検討したいです。

仮条件の結果と大手予想会社の予想が、明るい結果になれば少しだけ参加する方向にします。

▼幹事団のルールを確認しましょう▼

SBI証券IPOルールはこちら

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